ヘッドマイク

最近は中国製の安いヘッドマイクが購入できる.これらはほぼエレクトレットコンデンサマイクでバイアス電源が要る.
一方ミキサのXLRマイク入力には,大抵ファンタム電源が供給できるようになっているが,これはコンデンサマイク用でエレクトレットコンデンサマイクのバイアスには使えない.
また,エレクトレットコンデンサマイクの出力は不平衡なので,そのまま長く引き回すとノイズがのる.
そのようなわけで,ヘッドマイクをミキサのマイク入力(XLRコネクタ)につなぐためのアダプタケーブルを製作した.

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ケースの中身は,ファンタム電源からエレクトレットコンデンサマイク用のバイアスを作る分圧回路と不平衡を平衡に変換する差動アンプである.
試作ということで,ケースを3Dプリンタで作り空中配線で仕上げたが,結構面倒でユニバーサル基板を使えばよかったかもしれない.

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ケースにはベルトなどに引っ掛けるようクリップをつけた.
こういうのは3Dプリンタのおかげで簡単にできるのでありがたい.

VFO

カウンタ基板にはSi5351が実装できるようにすでにパターンを作っているので,
次にダイアルイメージ表示のVFOをやってみようと思う.
カウンタの場合はすべて受け身の動作でよかったが,
VFOとなると,システムから考え直さないといけない.

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周波数はエンコーダで設定するが,
周波数に応じて外部のバンドパスフィルタを切り替える,
などということも必要となるから,そういう制御信号をださないといけないし,
どの周波数のとき,どのフィルタを使うのか,
そこはユーザが設定できるようにしないといけない.
Si5351を使うなら,もちろんキャリア信号も出したいから,
その周波数の設定と,モードによっては受信時はオフに…
と,考えたらきりがない感じだが,少し時間をかけて検討しよう.