バットディテクタ

知人からの相談がきっかけで,
新しい方式のバットディテクターを開発,試作した.

詳細はこちら

バットディテクターは,コウモリの出す超音波を可聴音に変換するもので,
主な方式として次の3種類のものが従来からある.

・ヘテロダイン式 (Heterodyne)
・フリークエンシーディビジョン式(Frequency Division:周波数分周式)
・タイムエキスパンション式(Time Expansion:時間軸延長式)
Wikiより.

これらの方式では,

・ヘテロダイン式
チューニング操作による探索が必須.周波数が大きく異なるものは同時観測できない.
・周波数分周式
レベルが最も高い信号しか観測できない.周波数以外の情報が失われる.
・時間軸延長式
リアルタイムで観測できない.

といった短所がある.

今回開発したのものは,
超音波領域の信号のスペクトルを周波数方向に圧縮し
全てを可聴音の領域に詰め込む方法.
「スペクトラム圧縮式」としておく.
この方式では,従来方式の上記欠点が改善される.
つまり,チューニング操作不要で,
周波数に関わらず同時に複数対象を
リアルタイムに観測できる.

sc01

信号処理方法としては,下記のように2種類考えられる.
今回は,下の方法で試作をしてみた.
20171212-2

バットディテクタ」への1件のフィードバック

  1. N2 2021年4月30日 / 1:22 午前

    Can this process be performed in reverse? to generate signals for Cats and Dogs. For example giving spoken commands for a dog heterodyned up several Kilohertz over the Human hearing range.

    いいね

コメントを残す